「絆ストレス つながりたいという病」 香山リカ

タイトルにひかれて読んでみました。
以前「無縁社会」というNHKの特番を読んだことがあります。
独身、結婚相手との死別などにより、静かに亡くなっていく人が
増えているという事実、それでも葬祭会社や市やお寺で供養したり
しているという事実を知りました。2010年のことです。

その後、2011年の震災。「絆」というキーワードがあちこちで
聞かれるようになりました。TV番組にも何かを一体となって
やることが美しいという風潮になっている気がします。
私も震災後、家族の絆を感じたし、仙台に住むようになってから
大きな地震も経験して、マンションの方たちと挨拶をかわしたり、
情報交換するようになりました。いざというときに知っている人が
いると、ほっとします。

でもこの本を読むと、「絆」という言葉がストレスに感じている
人たちがいるとのこと。たくさんの例を挙げて説明しているので
とてもわかりやすかったです。結びつきが強すぎると疲れてしまう
気持ちはとてもよくわかります。我が家は転勤族なので、地域に
なじんだと思ったら次。なので、あまりストレスに感じることは
ないのですが、ずっと同じ場所に住み続けていたら、いろいろな
人間関係が増えていって、重く感じてしまうのかもしれませんね。
ゆるい絆をうまく続けていくことが人間関係の秘訣。いい本でした。
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by arinko-mama | 2013-06-07 22:39 | 読書