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「それでも三月は、また」

作家・詩人17人によるアンソロジー。
3・11から一年後ぐらいに出版された作品集です。
川上未映子さん、池澤夏樹さんの作品が印象に残りました。
他にも村上龍さん、谷川俊太郎さん、多和田葉子さんなど、
普段から好きな方々、そして初めての作家さん両方読めました。

3・11当日は九州に住んでいて、実際にその揺れを体験して
いないのですが、仙台に住み始めて、皆さんから当時のことを
聞いたり、報道で見たり聞いたり読んだり、そしてこの前も
閖上地区に車で行って、被災地の今の様子をこの目でみたりと
いろいろなことをしてきました。

こういう文学作品になると、また一人ずつ全然違う作品になって、
作家の方々も普通の私たちと同じようにある程度震災前と震災後では
書く内容や、書き方に変化があったのではないかと思います。
それだけ日本人にとってショッキングな出来事だったんですね。
一年後、二年後、月日を経る中でも、あの日を忘れず、常に心に
とめて、一日を大事に生きていきたいと改めて思いました。

by arinko-mama | 2013-05-22 15:37 | 読書