「あなたはそっとやってくる」 ジャクリーン・ウッドソン

児童書の棚で見つけた本です。
訳者あとがきで、現代版の「ロミオとジュリエット」と書かれていました。

ユダヤ系白人の女の子エリーと、アフリカ系黒人の男の子マイアの初恋の話。
英語を勉強しているけれど、実際にアメリカに行ったことはないので、
アメリカの人種間にまだまだ大きな壁があるのだな。ということを改めて
感じました。白人だけの話はあるし、黒人だけの話もあるけれど、
白人と黒人のカップルの話というのはあまりないのかもしれない。

同じ人間であることは変わりないのに、恋愛することはまだまだ一般的では
ないのでしょうか。実際どのくらいの人が結婚したりしているのかな。
日本にはない感覚だし、今は年の差が大きくても、再婚でも、子供が先でも、
いろいろな形の結婚があるという感じで、昔ほどいろいろ言われなくなった
ような気がするので、10代の子どもたちがこの本を読んでも、あまりピンと
こないのかもしれません。でもこの現実を知るのにはいい一冊になりますね。

複雑な家庭環境で悩むエリーとマイアのそれぞれの気持ちが丁寧に描かれて
いて、それがとても痛々しく、やはり子供は自分のことを全部わかってほしい、
話を聞いてほしいと全身で訴えているのだなあと感じました。
小さいころに戻りたくなる気持ち。そんなころに両親が自分にどんなことを
してくれたか思い出すんですね。今の時期がやっぱり大事です。
子どもたちにやさしくあたたかく接したいと思いました。
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by arinko-mama | 2012-11-19 11:09 | 読書