「ぜんぶの後に残るもの」 川上未映子

川上さんの「ヘヴン」を読みたいと思いつつ、長そうで重そうでまだ読んでいません。
彼女のエッセイは、少し哲学的で、感性が豊かな表現で好きです。

震災直後に書かれている文章が最初の方にあって、当時の日本の状況が
よくわかり、自分がその時に思ったり考えたりしたことをいろいろと
思い出しました。

ネットをみてもいろいろな情報が飛び交っていて、花見を自粛しようとか、
東北のお酒を買う動きとか、CMで芸能人が頑張ろう!と連呼していたり、
東京から逃げる(この表現はどうか?という川上さんの意見も含めて)
日本人や外国人のニュース、などなど。
みんながどうしていいのかわからず、どこに怒りをぶつけていいのかわからず、
ただ目の前の仕事や状況に右往左往していた時期でした。

そのほかは普通のエッセイでしたが、悲しみ先取り症候群の話や、
ストレスの話、「ZZZZ・・・・」の読み方(私はズズズ・・・)の話など
普段あまり考えたことのない視点でいろんな話をしてくださっていて、
なんだかおもしろかったです。
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by arinko-mama | 2012-10-12 11:37 | 読書