「最後の小学校」 秋山忠嗣

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震災のときに東北の海側に小さい島がいくつかあって、
そこの人々が避難できず取り残されているという話を聞きました。
日本にはいろいろな小さい島があるのだなあ。と思い、それから
TVなどで離島の生活を取り上げているとみたりしています。

この最後の小学校の舞台も佐賀県の唐津から船でしか行くことのできない
小さな島。40人ほどいた児童も、最後のさつきさん一人になり、彼女一人の
ために秋山先生が奥さんとともに島で生活をすることになりました。

新聞もない、郵便配達もたまに、スーパーもない・・・というないないづくし。
さつきさんは子供一人、いるのは高齢者がほとんどという島。
そんな中、どんなふうに過ごすのか。秋山先生はあれこれ工夫して考えて、
さつきさんが中学校に進み、将来つらい思いをした時も、小学校時代を思い出して
あの時は楽しかったと思えるような小学校生活の思い出を作ってあげたかったとのこと。

一対一で向かい合う授業、あまりきつく叱ると・・・と思い、言えなくなってしまう
複雑な気持ち。先生も悩みながら一日一日を過ごしているのだなあということが
伝わってきました。さつきさんが将来、どんな大人に成長していくのか、楽しみです。
今後少子高齢化で、こういう小学校が増えていくのかもしれないと思うと
複雑ですが、子供はどんな環境でも強くたくましく生きていくんですね。
先生を目指している人、子育て中の人にぜひ読んでほしい一冊です。
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by arinko-mama | 2012-06-26 15:20 | 読書