「永すぎた春」 三島由紀夫

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三島由紀夫の作品は読んだことがないので、どれから読もうかと思っていたところ、
「潮騒」がいいということをどこかで読んだので、書架をみたらなくって。
他の作品をパラパラみて、これなら読みやすそうかな。と借りてみました。

T大法学部の学生の郁雄と大学前の古本屋の娘の百子が家柄の違いを乗り越えて婚約。
でも郁雄の1年3か月後の卒業まで結婚を待つのが条件。
公認の仲だけに、何か物足りない感じが二人の中にあるのです。

学校の帰りに郁雄が百子のいる古本屋を訪ねるという日々も
なんだかマンネリなので、外で待ち合わせて会うことにしてみたり、
たまには。と誘われるままに他の女性とお茶をしてみたり・・・

昭和31年に書かれた本ですが、十分今でも通用するし、その時代の様子が
とてもよくわかるし、登場人物の一人一人がきちんと描かれていて、
その感情の動きが手に取るようにわかるので、読んでいて面白かったです。
他の作品はもっと難解そうで(読んだことないけど、イメージ)、
読むのに勇気がいるけれど、これは初心者にもおすすめです。
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by arinko-mama | 2012-05-25 13:14 | 読書