「奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち」

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灘の橋本先生のことは以前どこかで読んだことがありました。
国語の授業で中勘助の「銀の匙」だけを3年間ずっと教材として使うという
スローリーディングを実践していた先生です。
その先生についてのドキュメンタリー風の読み物になっています。

卒業生が先生のことやその授業について語り、どんな人物なのかその生い立ちを
紹介しています。
でも残念なことに、授業で使用したプリントは実際に授業を受けた人だけが
もらっているので、本には掲載されていません。

駄菓子を食べるシーンがあれば、いろいろなところから同じ駄菓子を取り寄せ
実際に味わってみて、その表現を感じるかどうか考える。
凧揚げのシーンがあれば、いちから作ってみる。
などなど、国語の授業を逸脱していろいろな角度からその本の内容を
ゆっくり味わっていく先生と子どもたち。

最近の世の中は情報がいっぱいあって、時間の流れも速く、いろいろな
ものを追いかけ、ゆっくりと考えたり、味わったりすることが難しい。
子どもと一緒に季節を感じたり、ゆっくり散歩したり会話したりすること、
そして一つのことにじっくりと取り組むこと。などいろんな大事なことを
教わった気がします。
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by arinko-mama | 2012-03-03 17:09 | 読書