「もしもし下北沢」 よしもとばなな

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下北沢は昔一度だけ友人たちとぶらぶらしたことがあります。
おしゃれな雑貨屋さんをめぐって、喫茶店でお茶して。
実在のお店らしきものが登場するので、もう少し街の様子を知って
いたら、イメージができてよかったかも。

家族を失った後の喪失感。
ばななさんの作品に、前にも同じテーマがあったと思います。
私も祖父母の家から大学に通っていたときに祖父が亡くなったので、
その時のことを思い出しました。
一緒に住んでいた人が亡くなるというのは不思議です。
そして、数年前、祖母と電話で祖父のことを話していたときに、
自然と涙がこぼれました。時間がかかりますね。

主人公の恋愛については少しクエスチョンマークでしたが、
母親との関係の描き方がとても秀逸でよかったです。
あと、お店をやっていくことというのは、結構大変なんだなあと
開いたこともないし、お店で働いたこともない私ですが思いました。
ときどきハッとさせられる的を得た表現に、またまたKOです。
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by arinko-mama | 2011-08-31 23:33 | 読書