「望郷の道 上下」 北方謙三

a0020440_11351888.jpg
北方謙三さんの本はハードボイルドというイメージで、一冊も読んだことがなかったのですが、
九州を舞台にした物語ということを知り、読んでみました。
上下巻というボリュームを気にすることなく、スラスラ読めました。

前半は夫婦の恋愛物語として、おすすめ。
時の流れとともに子供が生まれ、家族の幸せを身に染みる夫婦。
二人の正直で、とても熱い生き方に元気をもらえます。
九州弁が慣れない人もいるかもしれませんが、いつも聞いているせいか
私はすーっと読むことができました。

後半は経済小説として。台湾へ行き、菓子屋を営むのですが、
人材育成、他店との販売競争、原料の取引など、とても勉強になります。
商売の基礎がしっかりしている店こそ、成功するんですね。
夫婦の絆。使用人との絆。いろんな人と人との関係を大事にする二人が
とても魅力的でした。
一本、筋の通った九州人の生き様を読むことができます。おすすめ!
[PR]

by arinko-mama | 2011-06-28 11:47 | 読書