「未来圏からの風」 池澤夏樹

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1995年、3月にTVの番組で放映されたもののようです。
その頃はまだ都内で保険会社の総合職として働いていました。
もっぱらミステリばかり読んでいた頃。
そして、まだ気象情報なんて気にもせず、自分のことだけ考えて生きていれば
よかった頃。こういったドキュメントにも関心をもっていなかったでしょう。

それから結婚して、子供を産んで・・・いろんな本を読んできました。
今回の震災で、原子力発電所が福島の海沿いに並び、そこで作られる
電気が東京など関東全域で使われていること、そしてすさまじい地震が起こり、
津波が人間の作った堤防をあっさりと超えてしまうこともあるということ、
原子力発電の危険性、放射性物質のこと、代替エネルギーがいろいろと
研究されていること。などを知りました。

ちょうど最近今までより私にとっては背伸びした、少しレベルの高い本を読んで
いたときだったので、池澤夏樹さんのこの分厚い一冊に挑戦してみました。
ダライラマ氏と星野道夫さんへのインタビュー、宮沢賢治の詩、そして自然との
共生をしている世界の国々を訪れるレポートはとても興味深く読みましたが、
私の苦手な科学分野の話は、分からないことが多かったです。

ヒマラヤ、アラスカ、バリなどの国々についてのレポートを読んでいて、
日本のように高度経済成長を続けてきた先進国に住んでいると、
確かに便利だし、居心地もいいし、最先端の技術に囲まれているけれど、
震災で節電とかいろいろ考えるうちに、もう成長し続けなくても、現状維持でいい
のではないか。そんな風に感じます。

新幹線が最短とか、今度はリニアだとか、そういうんじゃなくて、もう少し一人一人の
生活が充実できるような仕組みで経済が回っていくといいなあ。と思います。
他の国のいいところを日本にも取り入れたいですね。
もう少し自然を大事にしている国について、知りたくなりました。
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by arinko-mama | 2011-05-13 11:39 | 読書