「20歳の日本一周」 岡田光永
どんな理由で不登校になったのか、この前に「15歳のお遍路」という
本を出しているので、そちらで書かれているかもしれませんが・・・
それでも今は大学に通っている途中で、将来は先生になりたいとのこと。
どんな形であれ、勉強して就職して社会貢献をすることができれば、
それでいいのでは。と思いました。
地元の新聞でも、定時制の高校に通う大人の人がいると、
報じられているのをみると、復学というのもいいなあ。と感じます。
今回の震災で、日本地図をみることが多くなりました。
特に震災のあった、岩手から仙台、福島、茨城にかけての地域の
市や町、村の名前、今まで訪れたことのない地域で何が採れ、どんな産業が
行われていたのか、原子力発電所がどこにあるのか、いろいろな知識を
たくさん知ることができたように思います。
この地域で生きてきた人たちが、これまでがんばってきたからこそ、
関東の人たちが生活できていたわけで・・・
そんなことを考えながら、この新刊本を手に取りました。
宮城のくりこま高原自然学校の話も出てきますが、体験学習法といって、
自分で考え、自分で判断し、自分で行動できれば、社会で生きていくことが
できる。相手のことや自分のこと、次に失敗しないためにはどうすれば
よいのかを、自分自身で考えること。
胸にしみる言葉がたくさん出てきて、今こそ、この本を読んで、
元気を出して一歩前に進んで欲しいと思います。
すぐ返却しようと思います!一人でも多くの人に読んで欲しい!
by arinko-mama | 2011-04-13 12:09 | 読書