「夕子ちゃんの近道」 長嶋有

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長嶋有さんの本は確か3冊目ぐらいだと思うけれど、
3冊目で確信しました。私、この作家さんの作品好きですね~

骨董屋「フラココ屋」にまつわるちょっと変わった人々を描いていく
なんてことのない日常に少し事件が起こったりするだけの話なのですが、
主人公の眼からみた映像が、人物の言葉と動きすべてを事細かに
映し出されて、表現されていて・・・なんともいい感じなのです。

登場人物の距離感がまた、ちょうどいい感じで。
恋愛感情になるわけでもなく、べったり親友になるわけでもなく、
でも集まるとなんだか楽しそうな雰囲気で・・・ちょっとずつみんなが
関わりあっていて、ちょっとずつ誰かのことを気にかけているみたいな。

瑞枝さんという人が一番好きで。なんだか光浦さんのイメージで
読んでいました。映像化したら、絶対光浦さんにやって欲しいなあ。
相撲観戦シーンがあるのですが、私も若貴兄弟や貴闘力が好きだった
世代なので、このまえ貴闘力が親方になって野球賭博がらみで
終わってしまったとき、とても悲しかったのを思い出しました。
ほかにも、時代の流れを感じるシーンがいくつかありました。
またほかの作品が読みたいです。
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by arinko-mama | 2010-11-19 11:54 | 読書