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「ふたりのロッテ」 エーリヒ・ケストナー

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子供の頃、将来双子のお母さんになりたいなあ。と思っていた時期がありました。
漠然と双子に対する憧れのようなものがあったのかもしれません。
同じお洋服を着せて、連れて歩いたら楽しいだろうなあ。。。みたいな。
近所にも双子の女の子が住んでいますが、学校の登下校も一緒、休日もいつも
二人で遊んでいて、他の人を寄せ付けないような強い絆を感じます。

自分にもし双子の姉妹がいて、いきなり目の前に現われたら・・・という設定に
いきなりひきこまれて、一気読みでした。
ロッテとルイーゼが出会う場面で、最初はあまり仲良くなくて、
なによ、あのこ。的な感じなのがおもしろい。すぐに意気投合しないんですね。
でもいったん仲良くなり始めると団結力がものすごい。

ロッテもルイーゼも両親を責めることはせず、今、一緒に住むことを望みます。
家族が一緒にいることの大切さ、絆。
母親のケルナー夫人が、ルイーゼがロッテになりすましていることに気づき、
抱き寄せるシーンが一番好きです。とても心があたたかくなるお話でした。

by arinko-mama | 2010-07-15 01:16 | 読書