「柿の種」 寺田寅彦

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読みかけのこの本を置いておいたところ、「ん?柿の種?」と家族が興味津々。
はい、日ごろからお世話になっています。亀田製菓の柿ピー。大好き。

文系の私でも科学的視点で身近なものをみることの面白さを教えて
くれた一冊だと思いました。
面白いなあ。どうしてなんだろう?と不思議に思うことは思うんですけどね、
そこから実験やら研究やら・・・っていう過程に踏み込むことができないし、
理論的に証明したり・・・っていうのができないんですよ。

昭和初期の日本。震災後の様子なども書かれていますし、デパートでの話も
出てきます。そして、日本家屋ならではの猫や庭に植えた植物の話も。
そういうちょっとした日常の話から、疑問に思うこと、考えたこと。
最後の一文にガツンとやられることが多くて、名文ぞろいでした。
好きなエピソードがありすぎて、またパラパラとめくっては、そうそう、と
読み返したくなるような。自信をもっておすすめできる随筆集です。
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by arinko-mama | 2010-07-14 01:28 | 読書