「白川静読本」 平凡社編

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新聞の連載で白川静先生のことを知りました。
漢字の源である甲骨文などの読解に基づいて、古代中国の社会と文化を
解明、漢字に宗教的な意味合いがあることなど、白川文字学を打ち立てた
漢字研究の第一人者。

すごいのが、96歳で亡くなるまで、生涯現役でずっと研究を続けていたこと。
ひとつのことを執念をもってずっと続けるというのはなかなかできないことです。
本書は生誕100年を記念して出版された一冊で、各界の著名人が白川先生に
対する思いを語っていたり、白川先生の著作本を読んだ感想などを書いたものを
まとめたものです。

山根一眞さんが白川静先生の出身地である福井市の漢字教育について
書かれているのですが、福井県では県立図書館に「白川文字学の室(へや)」を
開設、子供たちへの漢字教育に白川文字学を導入しています。
一つの漢字にいろいろな背景や意味があることを知ると、いくつかの漢字を
関連付けて覚えることができるし、ただ書いて覚えるよりも、より親しみをもって、
より深く漢字を理解することができるのではないかと思いました。

まだ白川先生の著作を読んだことがないのですが、難しそうなので、
入りやすいところからいくつか読んでみたくなりました。
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by arinko-mama | 2010-05-27 12:48 | 読書