「花のレクイエム」 辻邦生

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雑誌「挿花」に「十二の花物語」のタイトルで連載されていたものだそうです。
一月の山茶花から十二月のクリスマスローズまで、山本容子さんの銅版画が
添えられています。
自分の誕生月の「すみれ」から読んで、次に好きな花の「クレマチス」、
六月の「紫陽花」・・・など好きな順番で読んでみました。

辻さんの作品は初めて読んだのですが、きれいで、ロマンチックで、せつない。
花をみたときに、イメージする女性、思い浮かべる女性・・・
そんなちょっとした話なのですが、短いのに女性の人生がはっきりと浮かび、
余韻が残る文章。
朗読によく使われているようで、私も少し声に出して読んでみました。
難しいけれど、きれいな文章。聞いている人もいろんなことを想像しながら
聞くことができる・・・フィルム映画のような短編です。
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by arinko-mama | 2010-05-17 09:52 | 読書