「空に向かう花」 小路幸也

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小路幸也さん。初めての作家さんです。
小学校6年生の男の子のハルと、女の子の花歩が主人公。
冒頭からハルが女の子を殺してしまった。という事実からスタート。
実際には事故のようだけれど、詳しく明かされないので、モヤモヤ・・・

でも、登場する周りの大人たちがみんないい人。
こんな大人たちが偶然でもいいから現実にも存在して、子供たちを
救ってくれたら、素敵だろうなあと思わせてくれるお話でした。

二人ずつの短いエピソードを重ねていく方式なので、いろんな人の
気持ちが全部わかって、その気持ちがとてもきちんと描かれていて、
痛々しかったり、温かいものだったり・・・なかでも不幸な境遇で育った
花歩ちゃんが、庭園を作る過程で、こういうのを家族って言うんだよね。
と楽しんでいるところにジーンときました。血のつながりよりも強い絆と
いうものもあるのだなあ。と考えさせられました。
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by arinko-mama | 2010-05-01 23:27 | 読書