「霧のむこうのふしぎな町」 柏葉幸子

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デビュー作でこんな物語が書けるなんて!すごい!
想像力が豊かなんだわ。と思わせる、ふしぎな町の人々&風景。
子どものころはファンタジーが苦手で、こんなことあるわけないじゃない!と
手にとっても本棚に戻していましたが、今読むとおもしろい~~!

リナは自分のことはできず、割とおっとりした女の子。
風貌がぱっとしないところが、いつもの主人公設定と違うけれど、
なんだか昔の自分に似ているようで、重ね合わせて読んでしまいました。
こんな風に少しずつ誰かの役にたつ仕事を転々としながら生きていけたら、
楽しいだろうなあ・・・と感じました。

一つの家の中にいくつかの部屋があって、食事のときだけ
みんなで集まるという形式が、高楼方子さんの「十一月の扉」に似ているなあ。
と思いました。なんか寂しくない感じでいいですね。
食事を一緒にすると、楽しいし。そしてみんな何かできることをする。
リナの成長が感じられて、ほっとする、いいお話でした。
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by arinko-mama | 2010-02-20 23:04 | 読書