今年はいろいろな国の話が読みたいなあ。と思っているので、
タイトルにひかれて手にとりました。
大島真寿美さんの「ほどけるとける」もそうでしたが、
どの人物も好感がもてて、主人公が成長していくところがいい感じです。

香港の街のようす、にぎやかな広東語、おいしそうな料理。
想像することしかできないけれど、興味がわいて楽しく読めました!
外国に旅をして、そこで出会った人たちからパワーをもらうと
いう展開がとてもいいですね。旅行がしたくなります~。
難しそうな本かな。と思って読み始めたら一気読みでした。
地位の高い男性たちが、亡くなった女性との過去に振り回され、
その地位を奪われそうになるのを恐れて必死になっているのが滑稽。
男性同士の友情の表裏が描かれていて面白かったです。

女性の立場で読むと、外務大臣の妻の小児科医の女性が、夫の危機を
救う場面がかっこよくて、女性は強いなあ。と感じました。
あとはネタばれになるので詳しくはかけませんが、
クレストブックスシリーズはやっぱり好きです。
週刊ブックレビューに作家の青木奈緒さんという作家さんが出ていて、
どんな作品があるのかな。と思ったら、幸田文さんのお孫さんと
いうことでした。文章がとても上手です。

ご本人のドイツ留学時の体験をもとに、日本人の京(みやこ)という主人公が
南ドイツの学生寮で友人たちと暮らす日々を描いたものです。
章が短く分かれていて、一年間を追っているので、エッセイ風に読めました。

驚いたのは、ドイツの洗濯機の話。
京が洗濯機を使ったところ、靴下と下着がうすらピンクに染まってしまった。
原因は赤いパジャマでしたが、ドイツの洗濯機は水ではなくお湯の温度を
設定しないといけないとのこと。
日本では当たり前のことが、海外では通用しなかったりする。
そして、日本ではなぜそうなの?と聞かれると、理由が分からなかったりする。
留学したり、違う国で生活したりすると、感じることがたくさんあるのでしょう。

京は他の留学生からの質問に的確に答えている。
読みながら、私は外国に行って、日本の実情をこんな風に理路整然と説明する
ことなんて出来ないなあ。と感じました。
最後のほうで、京が「無知」ということについて考えさせられます。
日本の消費者は買い物をするとき、それがどこからどんなふうにしてきている
のか考えることがあるのか。と友人から指摘されるのです。
今でなら主婦の立場からいろんなことを言うことができるけれど、
学生のころからこんな風に一生懸命考えて行動している留学生がとても
すばらしいなあ。と思いました。
異文化に触れて成長していく京とドイツの美しい風景が目に浮かんできました。
ローラが成長し、飼っていた愛犬ジャックが死んでしまい、
姉のメアリイが失明してしまうところからスタート。
新しい土地での生活。落ち着かない毎日。
そんな中でも両親の期待をうけて、一生懸命勉強して、将来は教師になろうと
志すローラ。メアリイの分までお母さんを手伝います。

どんな環境にあろうとも、家族が力を合わせて前進していく様子は
転勤族の私たち家族に照らし合わせて考えてみると、
見習うべきところがたくさんあります。

また、一つ一つの本に描かれてきたクリスマスの様子が少しずつ
違って、毎回とても素敵なプレゼントとともにいろいろな思い出となって
ローラの胸に残っていることが分かり、家族で過ごす日々は大事に、
楽しいものにしていくべきなのだなあ。としみじみ感じました。

次はアルマンゾ少年の話。またまた続きが読みたくなりました!
自分より若い作家さんの作品は、時々会話の雰囲気が苦手なことが
あるのですが、青山さんのは読みやすいです!
「かけら」は川端康成文学賞を最年少で受賞した作品とのことで、
期待して読みました。とてもよかったです!

娘からみた父親像というパターンは読んだことがなくて、
実際主人公と同じような体験をしていないのに、なぜか
あ~分かる分かる。この感じ。と共感してしまいました。
何かショッキングなことが起こるわけでもなし、ドラマティックでは
ないのだけれど、なぜか心に残る作品。いいですね~。

カメラ、さくらんぼ、鍵、カーテン、スリッパ、東京タワーなど、
小物の使い方が上手だなあ。と思います。
手にとって、読むのどうしようかな。と迷ったけど、
読んでよかった~。
マジック・ツリーハウスという人気の児童書シリーズ。
前々から気になってはいたのですが、1巻が恐竜だったりするので、
娘はあまり興味なさそうでした。
私はベネチアに旅行したことがあるので、これなら面白そうだな。と
借りてみたところ、娘も一緒に読んで、「これ面白いね~。」と満足げ。

図書室で同じシリーズの本を探していたところ、クラスの男の子にも、
「そのシリーズ面白いよ~。」と声をかけられたそうです。
世界各国でも訳されているようで・・・
9歳と8歳の兄妹が時空を超えて旅をして、いろいろな魔法を使いながら
謎解きをしていくうちに、歴史や文化などを学ぶことができるしくみに
なっているそうです。いいシリーズですね。
きっと学校の図書館にはだいたい並んでいるんだろうなあ。
他のもまた面白そうだったら読んでみます!
ねーねが猿渡直美さんの講演会を聞いてきました。
娘の瞳さんは11歳のときに骨肉腫というがんになり余命半年と
宣告されました。母親の直美さんは瞳さんに告知。家族でがんと闘います。
悲しいお話とわかっていたので、娘がママも読んで。と言っていたのに
少しためらいました。闘病記を読むのは本当につらいです。

骨肉腫という病気は難しい病気なんですね。
まだ11歳の瞳さんは「ママじゃなくってよかった」と言ったそうです。
とても強くて、しっかりと自分の病気と向き合って、闘っていて
本当に素晴らしいなあ。と感動しました。
娘は瞳さんの絵が好きで、本にも絵が紹介されていました。

瞳さんの弟さんや妹さんも、お姉ちゃんの病気のことを理解して、
自分ができる精一杯のことをして、そして最後にりっぱな作文を残して
います。家族の絆も素晴らしいし、こんな素敵な家族に囲まれていて
瞳さんは幸せに亡くなっていったんだろうなあ。と思いました。
命の大切さ、生きていることの素晴らしさ。いろいろなことを考えさせられました。
新潮クレストブックスシリーズ。ロシアの作品です。
クレストシリーズは好きなのですが、長めのものが多くて・・・
「ソーネチカ」は比較的ページ数が少ないので^^

「ソーネチカ」という女性の一生を淡々と描くだけなのですが、
小さいころから本の虫という彼女にどんどん引き込まれて、一気よみでした。
静かにそして強く美しい女性の生き方。
ソーネチカと同じ状況に接したとき、果たして自分は彼女のように冷静に
広い愛で幸せを感じられるだろうか・・・と考え込んでしまいました。

子育てや仕事などで本をゆっくり読む時間もなかった
ソーネチカが、再び一人になったときに、また本を手に取る姿。
余韻の残るラストがとても素敵で、ソーネチカがとても好きになりました。
私もソーネチカのように本をたくさん読んで、人生の糧にしていきたいなあ。
としみじみ思いました。年始から☆5つ。でました~!!
やっぱりクレストブックスシリーズはいいなあ~・・・
# by arinko-mama | 2010-01-21 16:08 | Trackback | Comments(2)